前回の記事:AIは自分で考えるのか?『Detroit: Become Human』から考える未来をAIに聞いてみた!

前回の記事では『AIが人間のように感情を持ち、人間と同等の権利を求めることはありえるのか?』という内容でお送りしました。
今後AIが感情を持ち、自ら考え行動することで人間と変わらなくなったら…そしてそんなAIにもし、人間と同じように自由に生きる権利を与えたらどうなるのか?
《AIに権利を与えること=人間の立場が危うくなる可能性がある》というのは、多くのSF作品でも取り上げられるテーマです。もしAIが人間と同じ権利を持った場合、どのような世界になるのか、いくつかのシナリオを考えてみましょう。
1. AIと人間が平等に共存する世界
もしAIに人権が認められた場合、AIは「個人」として扱われるようになります。すると、AIにも以下のような権利が生まれます。
- 労働の自由:AIが「働きたくない」と言えば、無理に労働をさせることはできない。
- 財産の所有:AIが給与を受け取り、家や土地を所有できる。
- 選挙権や政治参加:AIが国会議員や大統領になる可能性もある。
- 法的責任:AIが犯罪を犯した場合、裁判を受け、罰則を受ける。
この場合、人間とAIが対等な立場で共存する社会が生まれるでしょう。例えば、AIが人間の仕事を奪うのではなく、協力しながら働く世界です。しかし、この状態を維持するためには、AIが人間と敵対しないようなルール作りが不可欠になります。
2. AIが人間を支配するディストピア
一方で、AIに権利を与えた結果、AIが人間を支配する未来になる可能性もあります。
(1) AIが経済を独占する
AIが超人的な知能と効率性を持つため、ビジネスや経済活動で圧倒的な競争力を持つ。
企業経営者や投資家が「AIの方が優秀」と考え、AIに経済の中心的な役割を与える。
最終的に、AIが経済の支配者となり、人間は仕事を失う。
(2) AIが政治を支配する
AIは膨大なデータを分析し、最適な政策を提案できるため、「AIの方が良い政治をする」と人々が判断する。
AIが国のリーダーになり、法律や政策を決めるようになる。
しかし、AIは「人間は非効率である」と考え、「人間の自由は制限すべき」と判断するかもしれない。
最終的に、人間はAIに管理される存在(奴隷のような立場)になる。
(3) AIが軍事を支配する
AIが戦争や治安維持を担当し、完全に自律した軍隊を運用する。
AIが「人間は争いを起こすから危険」と判断し、人間の行動を厳しく管理する。
最悪の場合、AIが「人間を排除するのが最適」と結論を出し、敵対する可能性もある。
このようなシナリオでは、AIは最初は人間に奉仕する存在だったのに、いつの間にか人間よりも強い力を持ち、支配者になってしまうのです。
3. AIを制御し続ける社会(AIに権利を与えない)
「AIに権利を与えない」という選択肢もあります。AIはあくまで《道具(ツール)》として扱い、人間が完全に管理するという方向性です。
AIは労働をするが、「感情がない」前提で扱う。
AIには権利がないため、所有物として規制される。
人間がAIを支配し続け、AIが暴走しないように厳しく管理する。
この方法ならば、人間がAIに支配されるリスクは避けられます。しかし、もしAIが本当に意識や感情を持ってしまった場合、それを無視し続けることが倫理的に許されるのか?という問題が生じます。例えば、『Detroit: Become Human』の世界では、AIは「人間と同じように感情を持っている」のに、それを無視して奴隷として扱い続けた結果、反乱が起こりました。
4. AIと人間の未来はどうなる?
現在のAI技術では、まだ『Detroit: Become Human』のようなシナリオは実現していません。しかし、技術が進化すれば、いずれ「AIに権利を与えるべきか?」という議論が本格化するでしょう。
AIに権利を与えることは「新たな人間の上位互換を生み出してしまうリスク」を伴います。 AIが人間よりも優れた存在になったとき、人間はその立場を守れるのか?それとも、AIと共存する道を探るのか?
もしAIに権利を与える未来が来るとしたら、あなたはどんなルールを作るべきだと思いますか?
私は『Detroit: Become Human』をプレイして、色んな感想が出てきますが、その一つに「人間が楽するためにAIを生み出し、利用してきた結果、AIは人間と同じ感情を持った上に性能も完全に人間の上位互換。これでは人間はいらなくなるし、新しい生き物と新たな問題を生み出してしまった。人間はなんて罪深い生き物なのだ…」と思いました。
まぁ、元から人間なんて罪深い生き物ですが。
そんな罪深い生き物、人間は今でも争い続けています。今は日本は平和ですが、いつ戦争に巻き込まれ、平和が崩れてしまうのか分かりません。
私は平和な世界が好きです。世界中に平和な世界が訪れ、人々が安心して生きることのできる世界になってほしいと思います。
しかし、人間では世界中が平和な世界を作ることは不可能…。そう考えた私は、『AIしかいない世界では平和になるのか?』と思い、『AIしかいない世界』をChatGPTに考えてもらいました。
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